Google App Engine/J 一里塚到達

設定していた最初の目標点に先ほど到達し、GAEを用いた開発の雰囲気を有る程度掴むことが出来ました。

Google App Engine(J)が公開されるまでは、SAStruts + S2JDBC + Mayaaという構成で開発を進めて来ました。
S2JDBC-Genも含め、本当に「さくさく感」を体感できる完成度の高いフレームワークだと現在も変わらず考えています。

ここのところGAEへの取り組みに注力しており、こちらはSlim3 + Mayaaという構成で進めています。

GAEへの移行には、JDBCからJDOというインパクトの大きい変更が有るわけですが、
Slim3SAStrutsS2JDBCと同じく、ひがさんが開発されているため、新しいプロダクトで有りながら、これまでの経験を生かしつつ進めることが出来ています。
HotReloadingという大きなメリットの他にも、S2JDBCの「流れるようなインターフェース」「タイプセーフクエリ」の信奉者としては、Slim3でJDOを同じように扱えることが大きな救いです。

現時点で感じていることをまとめます。

  • 本番環境へのDeployに対する負荷が限りなく低くなったため、常に本番環境で動かせるのは大きな安心感を生む。
  • (SA)StrutsからSlim3への移行は思ったよりもずっと楽だった。
  • MayaaがGAE対応されていて非常に助かった。
  • Eclipseプラグイン上(=ローカル環境)と、GAE上(=本番環境)で動作が異なることが結構有る。
  • RDBMSBigTableパラダイムシフトの完全な消化には、まだまだ時間がかかりそう。
  • GAEは開発者を夢中にさせる魅力を確実に持っている。

そして、publicプロパティに慣れすぎてアクセッサを用意することが、意外に大きなストレスになっていることに自分でも驚いています。