Google Chrome に乗り換え

これまで長い間ブラウザはSleipnirを使用して来ました。
しかし、読み込みに時間のかかるタブを一つでも開くと事実上固まるという挙動がどうしても不便なため、FireFoxを併用しつつ定期的に乗換えを検討して来ました。
そんな中、Google、安定版Chrome 3を公開というタイミングが訪れましたので、改めて調査をした結果、乗り換えを決めました。


結果的に乗り換えを決めた理由は驚異的とも思えるその表示速度です。
JavaScriptの実行が早いという記事はどこかで読んで知っていたのですが、静的htmlでもその差は圧倒的です。
とくに、JavaTM Platform, Standard Edition 6 API 仕様など、frameで構成されたページで顕著なようです。


問題点としては拡張性の貧弱さが上げられます。
とくに現在構想段階に有るサイトでは、ブラウザ側にもプラグイン的な仕掛けを提供することを考えているため、拡張性は捨て切れません。
結果、この点については現時点で満足するに至っておりませんが、Google Chrome Extensionsなどという取り組みは確認出来たので良しとしています。


なお、乗り換えに伴いマウスジェスチャが変わってしまう問題については、以前調査した方法で切り抜けています。
Sleipnir/FireFox/Chromeで同じマウスジェスチャを使う


Windows7の開発テーマの一つに「基本性能向上に注力する」というものが有ったようですが、
OSやブラウザという言わばインフラ的なソフトウェアが、多機能化より安定性や軽さを追求する方向に向かうのは歓迎すべき傾向だと考えます。
気付けばハードウェアのCPUはクロックアップ競争から省電力競争へ移行していますし、
GAE/J用の最新アプリケーションフレームワークであるSlim3の開発テーマも、"Simple" and "Less Is More"となっており、何か共通した要素を感じてしまいます。